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雁木囲いと新潟と2018年3月5日

ここ数年将棋にはまっている。正直申し上げて激弱なのだが「負けて学ぶ」という将棋の哲学が、自分の人生そのもののようでやめられない。ここ数年の将棋会の話題というと「人工知能の躍進」「カンニング疑惑」「藤井六段の登場」「羽生永世七冠誕生」「加藤一二三九段大人気」とあげればきりがない。よくも悪くも様々な話題が取り上げられるようになったのは、すでに市民権を得た証拠だろう。

そんな将棋界でここ数年ある戦法が注目されているのをご存じだろうか。「雁木囲い」という戦法である。雁木囲いは守りのスタイルのひとつで、金銀を柱に、歩を屋根にそれぞれ見立て王将を守る方法である。

 

歩歩歩

金 金

ド下手な図示で恐縮だがこんな感じだ。豪雪から人々を守る雁木さながらに、上からの攻めに強い守りかたとされている。さて、この雁木囲い、語源はもちろん、新潟特有の雪避け、雁木である。雁木囲いを編み出した檜垣是安(ひがきこれやす)は京都の生まれと伝えられる江戸時代初期の棋士だ。雁木の他には、「対局中に血を吐き絶命した」という、壮絶なエピソードを残してもいる。(亡くなり方には諸説ある)話はそれるが、あらゆる小説、漫画等に見られる、「吐血」キャラは、古来からことごとくイケメンとして描かれてきた。代表格は新撰組の沖田総士である。漫画や小説で出てくるたび肺病からの吐血を見せる沖田。彼こそ吐血界のスーパースターにして、吐血=イケメンというコンセンサスを構築した吐血のカリスマだ。いまや口から血をはいていいのは牧瀬理穂クラスのイケメンだけなのである。したがって筆者が肺を病んだとしても口から血から吐くことは許されない。ブサメンの端くれとして、口から出そうな血液を一度飲み込み下血に変えるぐらいの慎みは持っていたいものだ。牧瀬理穂より志村けんを手本とせねばならん。そのぐらい吐血とは神聖なもの、もはや耽美=吐血である。檜垣に話を戻す。つまり死闘からの吐血からの絶命ともなると、彼はもはや究極のイケメンキャラなのである。ソシャゲだったら、オタク女子の皆様が死に物狂いでガチャを回したあげく課金のしすぎで自分も血反吐はいちゃうぐらいのSSRなイケメンキャラとして描かれるはずだ。「雁木囲い」に名前を付けた人物は不明だが、もしこの超絶イケメンが上越に赴き、長く連なる雁木を目の当たりにして、歴史に残る戦法を思い付いたのだとしたら…上越の雁木は江戸から伝わっているとのことでもあるし、整合性には問題がない。この際そういうことにしておいたらどうか。何をいってるんだ俺は、中二か。本筋に戻るが、実はこの雁木囲い、一度は忘れられた戦術だったが、ここ数年脚光を浴びている。最近でも羽生永世七冠が実戦で採用されたほどだ。きっかけは近年話題の「AI」。もはや名人さえも凌駕する人工知能、中でも非常に強いとされる人口知能「Ponanza」が雁木囲いを用いたことで復活の道が開かれたのだ。忘れられつつある雁木囲いが再び脚光を浴びている将棋界。ならば、新潟も雁木の下で将棋大会でもやったらどうだろうか?たとえば、こうだ。将棋界の話題の一つに「アイドルの進出」がある。すでに将棋番組のキャストとして、アイドルが活躍しており本格的な差し回しで人気を博している。上越にもいるじゃないか、「がんぎっこ」が。彼女たちに将棋を学んでもらい、雁木からの受け将棋を披露してもらうのはどうだろう。高田の受け師、みたいな。だから中二か、俺は。でも、ご当地ならでは棋風を誇るアイドルなんて、見る将の皆さんに受けると思うけどうだろう。もちろん血ははかなくていい。健康に留意して元気に指してほしい。