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魔界の植物 最終話2017年8月25日

あのハエトリソウ。
実はその後全身真っ黒に染まり…。

 

枯れました。
 

全然魔界の力なんて蓄えてませんでした。
もっと早く気付いてやれればよかったのですが…。
どうすることもできませんでした。

映像的にも怖すぎるのでアップするのをやめておきます。
トラウマレベルの恐ろしさでございました。

隅々までどす黒く染まって口を開けたまま倒れるハエトリソウ。
夢に見そうです。

しかし恐ろしさ以上に申し訳なさでいっぱいです。

いったい何がいけなかったんだろう?と

再度食虫植物について書かれた書籍を手に取りました。

すると…。

 

「通常は水のみで育ちます。虫は必要ありません」

 

だからそれは最初に書いてよー!
なんならハエトリソウのパッケージにも書いて欲しかったよー!!

もう「ハエトラナクテモイイソウ」にしちゃえよ!名前!!

 

どす黒くなったのは魔界の力じゃなくて
ただの水不足と無理に餌を食わされたダメージでした。

本当に申し訳ありません。

私は死後「ハエトリソウに食われる地獄」に落ちるのだろうか…。

ハエトリソウにかじられ、消化されるまで痛みと恐怖に苦しみ続けるのか。

恐ろしい罪を犯してしまった。

この苦しみにさいなまれ続けて生きるのか。

 

でもまてよ…ハエトリソウは餌食べなくてもやっていけるんだった。

地獄で食われることはないか…。えへへ。

 

いやいやまて、「ハエトリソウに水をやり続ける地獄」に落ちる可能性は残ってるか…。

それも地味にいやだな。

 

ハエトリソウが枯れると鬼たちに強烈に痛めつけられたりしてな…。

でも針山地獄よりましかな?

 

いやいやいやまて、針山地獄に落ちた奴から

「草に水やりしてるだけで楽してるんじゃねえのか?」なんて因縁つけられて

休み時間に(あるのかどうか知らないけど)

体育館の裏(あるのかどうか知らないけど)に呼び出されてボコられたりするかもな。

 

地獄に落ちてまで思春期レベルのビビりを抱えつつ苦しむなんていやだ!!

 

…枯れてもなお私の心を苦しめる「ハエトリソウ」。

私は今後、地獄の恐怖に怯えつつ生きるしかないのだ。

 

これが魔界の力…。

ハエトリソウ…あの「口」は地獄の入り口だったのだ。

飛田厚史のブログ

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