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長期休養明け2024年10月15日

秋の新潟競馬が開催中!今秋から「NSTみんなのKEIBA」(日曜午後3時~4時)の新MCに元フジテレビアナウンサーの吉田伸男さんを迎えた。20日と27日の日曜日、26日土曜日に出演予定。かつて名実況でファンの間でも知られている吉田アナの進行を是非ご覧頂きたい。

そんななか、10月12日土曜日の番組では私が久しぶりに番組MCを務めた。そして、14日の祝日開催では、昨夏以来1年以上ぶりにレース実況収録に臨んだ。色鉛筆で騎手の服=勝負服を塗ること3時間。相棒の双眼鏡を手にするのも久しぶりで、動体視力の衰えはぬぐえないものの、メインレースの「信越ステークス」を含めた12レース中8レースを何とか無事に?実況することができた!
終わった後の眼精疲労は言うまでも無いが・・・。

今週は新潟牝馬ステークスを中心にレースが行われる秋の新潟競馬、生であるいはTVでご覧頂きたい。

吉田均さんのこと2024年10月7日

秋の新潟競馬がスタートした10月5日、信じられないニュースに触れることになりました。
競馬専門紙「競馬エイト」のトラックマン(競馬専門紙の記者)として長年、そして先週まで活躍していた吉田均さんが亡くなったと。 

NSTで新潟競馬の中継が始まった2001年は、私にとってもテレビ競馬中継デビューでした。毎度緊張しながら実況席に座ると、隣の解説席にはいつも吉田均さんがいました。緊張している私を気遣ってか、優しい言葉をかけていただき、気持ちが楽になったことを昨日のことのように思い出します。

レース実況中、特に新潟の長い直線の攻防の描写では、競馬ファンの大歓声のなか、何度となく「外から○○」と均さんから的確な一言がヘッドフォン越しに聞こえ、何度助けていただいたことか・・・その時、均さんの手にはいつも私同様に双眼鏡が握られていました。ミスをしたときは叱咤激励を、良かった時も声をかけて頂きました・・・

仕事を離れてもいつもダンディーな吉田さん、また一緒にお酒を飲みたかったです。均さん、本当にありがとうございました。どうぞゆっくりお休みください。

命名馬の孫がデビュー2024年7月12日

7月も中旬、今月27日からは6週間にわたる夏の新潟競馬がスタートする。現在は福島で競馬が行われているが、あす13日の6レースの新馬戦に私がひそかに注目する競走馬がデビュー戦を迎える。その名は「ドラゴンムスメ」(牝2歳)。

競馬のロマンの一つが血統である。競馬ファンは何かのきっかけで好きになった競走馬は引退後、種牡馬になったり、牝馬であれば繁殖になったりとその子ども、孫など応援することができる。NSTの情報番組「スマイルスタジアムNST」で私が司会を務めていた頃、競走馬に名前をつけるプロジェクトがあった。延べ30頭の競走馬に視聴者が名前をつけて応援した。代表格がこのブログでも何度も取り上げたダービー2着の「スマイルジャック」であるが、ほかにも様々な競走馬に名前をつけた。

「シナノネージュ」もそのうちの1頭。視聴者が「信濃川に降る雪」という意味を託し、当時の馬主に採用してもらった。牝馬であるシナノネージュは競走馬時代に新潟競馬場含めて4回出走したが、残念ながら勝つことはできなかった(競走馬が1勝することは本当に大変な世界なのである)。そんな彼女は繁殖として第2の人生ならぬ、「馬生」を送ることになるのだが、最初に生んだのが「ブランネージュ」。

フローラステークス(GII)で2着に入り、オークス(GI)にも出走、5着に入るなど活躍した。そして2番目に誕生したのが「メドゥーサ」。残念ながら中央競馬で勝利することなく引退したのだが、繁殖へ・・・。その子どもの1頭が冒頭に紹介した「ドラゴンムスメ」なのである。つまり番組命名馬「シナノネージュ」の孫にあたるというわけ。「ドラゴンムスメ」の父は、「スノードラゴン」。そう、2014年新潟で開催されたGI「スプリンターズステークス」で小雨降るなか、大外から強襲して優勝した新潟の競馬ファンにとっても記憶に残る1頭である。

「ドラゴンムスメ」は父がGIを勝った同じ芝1200メートルでデビュー戦を迎える。人気はどうなのか??人気があってもなくても、応援せずにはいられない。ジョッキーはルーキー石神深道騎手。馬主は西村新一郎さん、春の新潟競馬の「韋駄天ステークス」(芝直)で14番人気ながら2着に激走した「マウンテンムスメ」も所有している。

まずは無事にレースを終えることを祈りつつ、そして馬券に絡んでもらえたら・・・夢が膨らむ私にとって注目のレースは福島競馬場で13日午後1時5分発走。果たして・・・

23年連続2023年9月8日


6週間にわたって開催された夏の新潟競馬が9月3日に終了した。新潟名物直線重賞「アイビスサマーダッシュ」が行われた日には約2万人の競馬ファンが訪れ、広い新潟競馬場の駐車場も大変な混雑で、メインレースのファンファーレ時は大きな拍手!新型ウイルス以前より盛り上がった。

TVの競馬実況を始めて23年目の私。今開催も真夏のマイル重賞「関屋記念」を実況担当した。22年前(2001年)といえば、新潟競馬場が左回りになり、直線コース(芝1000メートル)がOPENした年。その年に関屋記念を実況して以来、気がつけば23回連続で実況を担当した。初めて関屋記念を実況したときの勝馬はマグナーテン、NSTオープンを勝利して臨んだレースだった。2009年には番組「スマイルスタジアム」で視聴者が命名したスマイルジャックが優勝!2012年は牝馬ドナウブルーがレコードタイムで優勝するなど数々のドラマを生んだ関屋記念。

実況前日、翌日本番の準備などをしていた際に、「23年連続実況」の話題になった。すると、「同一重賞を23年連続で実況したアナはどこにもいないのではないか」という声が・・・。調べてはいないが考えてみるとレアなケースかもしれない。そう思うと例年以上に緊張感が増した。

今年のレースはスタート時に出走馬1頭がゲートが開く前に飛び出すハプニングも。「寄りによって、なぜ関屋記念で」と思ったが、レースが始まると不思議と冷静に。結果ゴール前、内からするする伸びたアヴェラーレが勝利した。年に1度の番組実況のため大変緊張したが、何とか形にはなったか。

それでもこの23年間、上手くいったレースはごくわずか。ミスをした年もあったし、反省することの方が多いのがこの世界。100レースあれば100通りの実況となる。今回も直線で一番人気馬の描写をもう少し増やしたかったと反省するのだった。

10月の秋競馬では実況の機会はない。また来年?いやいやと思いなおし、戦友ともいえる双眼鏡を静かに磨いた。

系列の垣根をこえて2023年7月14日


NST・BSN・TeNY・UXの新潟県の民放4局のアナウンサーを対象に、防災報道に関する勉強会「第1回新潟アナウンサー防災勉強会」が7月13日にNSTで開催された。夕方ニュース担当アナ、気象予報士も参加できるように夜に、新型ウイルス禍も過ぎリアル開催だった。

2004年の7・13水害発生から19年に当たるこの日、県民の命を守る使命のあるTVメディアにあって、最前線で、またはスタジオで正確な情報や避難の呼びかけなどをどう表現して、どう言葉をつなぐのかが、アナウンサーに求められている。そこには系列の壁はない。開催にあたって、4局のアナウンス責任者が準備を進めて実現した手作りの勉強会。ゲストに新潟地方気象台から防災気象官ら4名、国交省北陸地方整備局から水災害対策センター長含む2名を招き、参加したおよそ40人のアナウンサーを前にモニター画面に映した資料をもとにわかりやすく、解説してもらった。

新潟地方気象台の解説パートでは、大雨の恐れがある際に発表する各種情報の見方について、放送原稿例を交えて解説。参加したアナウンサーはメモを取るなどして学んだ。無事に開催できてほっとした今回の取り組み。系列の枠を越えたこのような勉強会が開催されるのは、全国的にも珍しいという。第2回の開催も、4局のアナウンス責任者で検討している。参加したアナの感想などは、こちらの「アナウンサーブログ」で紹介する予定。

今に触れ、未来を描く2023年4月10日

2023年度がスタート。満開だった新潟市中央区やすらぎ提のサクラは早くも散り始め、名残惜しい気持ち・・・
NSTの夕方ニュース「NST News タッチ」もリニューアル。
3月まで8年間にわたりキャスターを務めた杉本君がキャスターを卒業した。

一言で8年というが、1年365日のうち、来る日も来る日も、毎週月曜日から金曜日、災害時や選挙、重大事件時は週末も画面に。
夏季冬季休暇は少し長めとはいうものの、番組を守ってくれた。感謝!感謝!
4月からはニュースデスクを勉強しつつも、新年度は女性出演者が多いため、記者解説等で出番は早速ありそうだ。

新年度のコピーは「今に触れ、未来を描く」。報道制作部員を預かる身として、ニュースを通してテレビの魅力を存分に伝えていく!

新潟デビュー2023年3月27日

野球のWBCで世界一に輝いた「侍ジャパン」。映画のような結末に私も大興奮!準決勝・決勝の各試合は一生忘れられないだろう。
競馬でも世界最高峰のレースの1つ、ドバイワールドカップが先週末 アラブ首長国連邦で開催。ここでも日本馬の活躍が光った。

ドバイシーマクラシック(芝2410m)で優勝したのが昨年暮れの有馬記念を3歳馬ながら勝ち、2022年のJRA年度代表馬に選ばれたイクイノックス。
世界を相手にルメール騎手が一度もステッキを使わず、後続に3馬身半の差をつける圧勝!チカラが違った・・・
そしてメインレースのドバイワールドカップ(ダ2000m)でも日本馬ウシュバテソーロが優勝。およそ9億2,000万円を手にしたのだった。

このイクイノックスとウシュバテソーロに共通している点は、デビュー戦が芝1800mで、その舞台が新潟競馬場だったこと・・・!
とても嬉しい気持ちになった。「新潟から世界へ」今年も4月29日に春の新潟競馬が始まる。今からとてもワクワクしているのは言うまでも無い。 

ツインターボのこと2022年10月31日

昨日の秋の天皇賞は1番人気のイクイノックスがゴール前差しきってGⅠ初制覇。
イクイノックスのデビュー戦は『新潟競馬場』。馬券は外してしまったが勝って嬉しい気持ち・・・

それにしてもレースは見応え十分だった。
名レースを演出したのは、パンサラッサの大逃げ。実況でも触れていた「令和のツインターボ」がピッタリ。
1990年代 福島競馬場で何度も目にしていたツインターボ。とにかく逃げて逃げて、そして逃げる・・・

後続に圧倒的な差をつけて道中を気持ちよく逃げるのだ。3コーナーを過ぎるとそのまま逃げ切るのではないかと場内はいつもどよめくが・・・
直線後続につかまることが多かった、そんな走りが大好きだった。

出走する各馬は、レース前馬場に入場すると軽くウオーミングアップするのだが、ツインターボはここでターボエンジン全開!当時、その様子に競馬ファンから拍手が沸き上がったほど。
実は私の大好きな競走馬ベスト3に入っている!(残り2頭はスマイルジャックとナリタブライアン・・・)
パンサラッサの今後の走りに注目したい。

秋の新潟競馬も終了したが、毎週競馬は走る。有馬記念までどんなドラマが生まれるのか楽しみだ。

さくら2022年4月13日

「上越市の高田城址公園できょう調査木の桜が10輪ほどほころんだとして開花が宣言されました。」とニュースで伝えたのが4月7日。翌8日には新潟市でも桜の開花が発表された。そしてきょう13日、風に吹かれて舞っているのは桜の花びら・・・

開花から1週間も経たず、NST敷地内の桜は散り始めである。季節の進行は年々早まっている気がしていたが、こんなにも早く散らなくても良いではないか。季節先取り、NST社屋前のやすらぎ堤では、まもなくコイノボリが元気に泳ぐ!桜とコイノボリの競演が観られるかどうか・・・

落ち葉2021年12月15日

師走・・・晩秋からすっかり冬。
NST敷地内のアスファルトに覆われている広い駐車場には一時期、例年以上に落ち葉が・・・片付けも大変に見えた。

ことし春、NSTに隣接する形でOPENした「万代八千代の杜住宅展示場」。それまでは一面駐車場だったが、大木含め、緑が生まれた。
春は透き通るような新緑に癒され、夏は猛暑をしのぐ木陰を演出。そして秋口は虫たちの大合唱。これまで感じなかった自然を体で感じられるようになったのは非常に嬉しい。

特に秋の虫たちの大合唱は見事!緑が生まれわずか半年で、どこにそんなに虫が潜んでいるのかというくらいに心地よかった。
実は、どこか哀愁漂う秋のこの時期、この雰囲気、土の匂いがたまらなく好きだったりする。
そんな虫の音楽祭の終了とともに落ち葉の絨毯。
春夏秋が終わり、「杜」が生まれて初めての冬。どんな景色を演出してくれるのか今から楽しみだ。

「新人」~騎手とアナウンサー2021年4月23日

春の嵐が吹き荒れた先週末・・・
競馬場での仕事でしたが、実況席には雨が吹き込む、暴風による視界不良とテレビカメラの揺れ・・・
競馬の仕事としてはこれまでで一番過酷な放送回となった。

そんななか、地元デビューをしたのが23年ぶりの県出身ジョッキー 永野猛蔵騎手。
7Rで地元初勝利!収録実況したが、外から猛然と追い込む永野騎手の姿をみつけると
馬名よりも騎手名が自然と口から出た「外からタケゾーがきた!」

前日には 女性ジョッキー3人が史上初めてワンツースリー決着。
3人のうち、2人は新人ジョッキー!こちらも「生」で実況したが3人の女性騎手を名前で表現、
競馬はまさに人馬一体のスポーツなのである。
春の新潟競馬は7週間のロングラン開催、新人騎手の活躍に注目!

ところでこの春、NSTアナウンサーにも新たに2人の仲間が加わった。
3月初めから研修をスタートしいよいよ夜のニュースでデビューする。
私も32年前の新人アナ時代を思い出す。

毎日、繰り返し繰り返しの発声練習。
「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」と口の開き方を何度も練習し、
その後に文章やニュースの訓練を毎日行う。
ラジオアナウンサーが出発点だったが、訓練から丸3ヶ月して放送デビューはわずか「10秒」。

しかし、この10秒が今の自分につながっている。
競泳の池江璃花子選手の日本選手権で優勝を決めたときの涙の言葉
「努力は必ず報われる」・・・

この春、様々なカタチで新生活を始めた皆さんのデビューを応援します!

夢の実現 応援2020年12月14日

先月29日に行われた競馬のジャパンカップは記憶に残る名勝負になった。
なんと言っても三冠馬3頭が出走。
1番人気のアーモンドアイが優勝し芝GⅠ最多9勝目、引退に花を添えた。
このアーモンドアイのデビュー戦の舞台は新潟競馬場だった。
新潟ゆかりの馬がその後大活躍。
引退後、今度はどんな子どもが生まれるか今から楽しみだ。

競馬の話題をもう一つ。
柏崎市出身の村田一誠騎手が調教師試験に合格、今月で騎手を引退することに。
村田騎手と言えば2007年夏の新潟競馬のアイビスサマーダッシュ(芝直千㍍)。
単勝13番人気のサンアディユを優勝に導いたのだ。

前日も人気薄の馬で千直を制したこともあり、以来「千直は村田」というイメージが強かった。
念願叶っての調教師への道・・・
NSTの取材に対し、村田騎手は「千メートルの勝ち方は他の人よりわかっていると思う。
アイビスサマーダッシュを勝てる馬を育てたい」と話した。
今月で騎手生活にピリオド・・・本当にお疲れ様でした!
調教師として夢の実現を応援したい。

スマスタ命名馬の子供2020年8月28日

夏の新潟競馬も残りわずか。
日曜日は2歳馬による重賞 新潟2歳ステークスが行われる。
 
そんななか、29日の新潟競馬場6Rの2歳新馬戦でハイパーアクセラがデビューする。
この馬、母がリュートフルシティ。そう「スマイルスタジアム」で名前を付けた競走馬(柳都+古町の造語)。

 
現役時代は1勝もできずに残念ながら引退したが、その後母になり子供がデビューするというわけ。
また、明日の小倉競馬場の新馬戦にも「スマイルスタジアム」がほしのあきさんに依頼して名前を付けてもらった、ハシッテホシーノの子供、シューネスリヒトがデビュー。
 
さらにひとつ前のレースには、そのお兄さんキャプテンドレイクが出走予定。年間7000頭程が誕生する競走馬。早くて2歳でデビューし、翌年5月の日本ダービーに出られるのはわずか18頭・・・。熾烈な戦いは既に始まっている。
 
なお、明日8月29日のスマスタ内のコーナー『スマイル競馬』で新潟2歳ステークスについて触れる。

金欠病患者ちゃん2020年7月31日

毎週木曜夜7時からFM新潟で放送している番組
『NSTスマイルスタジアム ON RADIO』。


期間限定の番組で、毎回真保アナとNSTアナの2人が出演している。
昨日30日に私が出演。福島でラジオアナとして11年半勤務していて実に20年ぶりのラジオ。
始まる直前は懐かしいというか複雑な感情もあり、普段以上に緊張したが、始まってしまうと
機関銃のように話し続けてしまって反省、そして反省。

そんななか、改めてリスナーとの距離が近いメディアであることを番組で実感した出来事が・・・
福島時代、私が担当していたの夜の番組リスナーの一人だったラジオネーム『金欠病患者ちゃん』。
私が福島から2000年にNST入社してまもなくのこと、突然、取材終わりの新潟駅で声をかけられた。

『ヒデキさん、ヒデキさん!金欠病患者です』。まわりにたくさんの人がいる中で興奮気味に
話しかけてきた彼女。新潟の大学に通っていたため、バッタリ会えたというわけ。
よほど驚いたのとうれしかったのだろう、その様子を昨夜のラジオで話したところ、
何と番組中に『金欠病患者ちゃん』を知るリスナーから番組にメールが届いたのだ!

おもわずビックリ!でも、うれしかったなあ・・・(そのリスナーも福島出身)
55分の番組はあっという間に終了、記憶に残る仕事になった。

『NSTスマイルスタジアム ON RADIO』皆さんもテレビとは違う、NSTアナの一面を聞いてみてほしい。

第4の馬生2020年6月16日

無観客競馬が続く中央競馬、この春も休まずにレースが行われている。
その間、無敗のダービー馬やオークス馬が誕生。現役最強馬(私はそう思う)アーモンドアイの
ヴィクトリアマイル優勝と、安田記念のまさかの敗戦・・・記憶に残る春シーズンとなった。
馬券成績は少額ながら毎週参戦しては負けが続いていて・・・。

先週はエプソムカップが東京競馬場で行われた。
勝ち馬はダイワキャグニー、その3着馬はトーラスジェミニ。
18頭中18番人気、果敢に逃げて粘っての3着、3連単421万円余りの立役者となった。
初勝利を挙げた舞台が新潟競馬、その時も人気がない中での好走だった。

ところでトーラスジェミニを管理するのが小桧山先生。
そう、NSTの番組「スマイルスタジアムNST」で名前を付け、日本ダービー2着スマイル
ジャックを管理していただいた。そのスマイルジャックの近況について、先週
電話でお話を聞く機会があった。

スマイルジャックは2007年夏、新潟競馬場でデビュー勝ち。
12番人気のダービーではわずかにおよばず、大健闘の2着の後、
新潟 関屋記念を優勝!GI安田記念2年連続3着などの活躍を続け、
夢をたくさん見せてもらった。

2013年に地方競馬へ転籍、2014年に引退。川崎競馬場で晩秋の夜行われた
引退セレモニーには私も参加。その後1シーズン種牡馬生活を送ったあと、
大学の馬術部で活躍。競走馬生活・種牡馬生活・そして馬術での生活・・・。
去年秋に大学を去ったあと、2020年6月5日、ジャックは産まれ故郷・北海道へ
無事移動したという。

小桧山先生曰く、第4の人生ならぬ「馬生(余生)」のスタートである。
緑に囲まれた600坪という牧場の敷地で元気に過ごしているというジャック。
今後は一般にも見学ができるという。いずれ会いに行きたい。

なお、わずか2頭のスマイルジャック産駒、スマイルベティは金沢で、
ブラーミストは佐賀で競走馬生活を続けている。

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