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気軽に悩みを話せる場“認知症カフェ”2017年7月5日

みんなのニュース、いつもご覧頂きありがとうございます。

私は毎月、新潟県医師会・広報委員会の協力でお伝えしている
「医師に聞く」を担当しています。

 

6月のテーマは“認知症カフェ”でした。
2025年に推計される65歳以上の認知症患者の割合は
なんと“5人に1人”…。
合わせて約700万人になると見込まれています。

認知症は決してひと事では無いということがこの数字でよく分かりますが、
その一方で特効薬が無いのが現状です。

 

だからこそ、認知症患者が笑って過ごせる場所
認知症に対しての恐怖や悩み・疑問を気軽に隠さずに話せる場所
“認知症カフェ”の存在価値は大きいのです。

 

取材した新潟市江南区の「認知症カフェ」では、毎回テーマが設定され
6月は歯科医や言語聴覚士を講師として招き、
認知症予防や悪化を防ぐために効果的とされる口や顎の体操をしました。

その場で普段抱える疑問をぶつけることも出来、心強いと思いました。
また、抱える気持ちを吐き出す時間も設けられました。
「認知症カフェで歌を歌った時心が穏やかになった」
「若年性アルツハイマーの患者にとってデイサービスは抵抗がある」
「自分から家は認知症なんだ、と言えないから仲間も出来ない」
などの声が聞かれました。

一方、運営側は「患者の笑顔が見たい!」という強い気持ちを持ち
認知症カフェを開設しています。

 

さらに毎回参加している押木内科神経内科の永井博子医師は
「認知症は家族のケア次第で進行の仕方が全く違う。
これをしたらダメと押さえつけてしまうと更に悪化する」と話していました。

こうした話も、認知症カフェで教えてくれます。

いつ自分や家族がかかるか分からない認知症において
認知症カフェは凄く心強い場所だなと感じました。

 

今後新潟市江南区の認知症カフェでは
7月23日(日)に薬剤師からの薬の話
8月20日(日)に栄養士からの食事の話
9月10日(日)にはギター演奏などが予定されているそうです。

 

また県によると、県内には約130の認知症カフェがあるとのこと。
各地域で確認をして是非、ご利用下さい。

 

 

写真は、毎週金曜日にメイクをして下さっている
アドラーブルさん達と撮りました!

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