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手作りが生む命2016年2月20日

 

燕が誇る200年の歴史をもつ鎚起銅器。
私は先日スマイルスタジアムのロケで
鎚起銅器で世界的に有名な燕市の「玉川堂」へ行ってきました。
玉川堂は燕の伝統工芸・鎚起銅器の老舗で
燕の金属産業の礎となった鎚起の技術を今に伝えています。

登録有形文化財にも指定されている建物は町屋造りで築100年ほど。
初めて来たにも関わらず一歩足を踏み入れると
なぜか落ち着くような暖かな空間が広がっていました。
奥へ進んでいくとカンカンカンカンと一定のリズムを刻む音が聞こえてきます。
工場(こうば)と呼ばれる場所で数人の職人が銅板を叩く音。
玉川堂では1枚の銅版を
ひとつひとつ職人の手によって打ち出し茶器や酒器を作ります。

つなぎ合わせることなく一枚の銅板から作り上げるため
ほとんど壊れることはなく長く使えることも特徴の一つ。
そのため使えば使うほど艶や味が出ます。

「人」が「一」枚の銅を「叩」くことで「命」が生まれる。
一つ一つ手作りのものには命が吹き込まれているから
大切に使い育ててほしいと職人の方々は言います。
私はそれほど高価なものは持っていませんが
改めて普段使っているモノを大切に使おうと思いました。