議題
第479回 FNSドキュメンタリー大賞参加作品「再起のコート~どん底から復権へ45歳の挑戦~」
放送日時
2025年5月31日(土)14:00~14:55
審議会開催
2025年7月23日(水)11:00~
審議会出席者(レポート提出含む)
審議委員(7名)
委員長 | 伊藤 満敏 |
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副委員長 | 本田 賢一 |
委員 | 山田 富美子 |
委員 | 廣田 徹 |
委員 | 杉浦 一成 |
委員 | 槇 大介 |
委員 | 吉田 謙佑 |
委員 | 岡井 美奈 |
以上敬称略
放送事業者
酒井 昌彦 | 代表取締役社長 |
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髙島 裕介 | 取締役 |
中馬 淳一 | 取締役 |
棚橋 祐太 | 番組説明・報道制作部 |
武者 正人 | 番組審議会事務局 |
議事の概要
番組審議では番組制作者による番組概要・企画意図等の説明文と動画送付し、委員より事前に提出されたレポートを取り纏め、審議会ではポイントとなる意見をいただく形式をとった。
- プロバスケットボール界の人気選手である五十嵐圭選手の苦悩や、現役プレーヤーとして選手生命をアルビレックスで燃やし尽くす覚悟が感じられた
- アルビBB推し活の世界への扉が開いた感のある番組で、どん底からの復活を目指す五十嵐圭選手、鵜澤ヘッドコーチ、糸満社長らの苦悩と奮闘ぶりが共感を呼び、声援を送りたくなった
- 負け慣れしてしまっているチーム再建に向けた取組みのスタートとして五十嵐選手の生い立ちや鵜澤コーチとの対話を差し込んだ構成は関係性が分かり易かった
- 「再起」の意味が深く、「一度落ちたところからはい上がろうとする姿勢」を描いた番組として、多くの人に勇気を与える内容だった
- バスケットボールについて詳しくない人にとってはB3からB1に戻ることがどれだけ大変なのかは理解が難しいところがあった
- コートで戦う選手・コーチのいる現場と、チームの運営を行う経営の取り上げ方が混在して何を訴えたいのかがややぼやけてしまった印象を持った
- 現場は五十嵐選手だけでなく外国人選手や若手選手を、経営では資金・設備強化などに対するフロントの苦悩などを深堀りすればファンを増やす要素につながったのではないか
- 五十嵐選手とともに2019年の中優勝メンバーである鵜澤ヘッドコーチの想いが取り上げられていると良かった
- アルビBBの試合会場でもなじみあるMCの島村仁をナレーションに起用したことは適格だと思った
- ヘッドコーチが番組の中で、「負けた事をもっと真摯に受け止めてほしい」と檄を飛ばすシーンがあったが選手たちはどう受け止めたのかをもう少し突っ込んで取材してほしかった。厳しい視線の番組により、チームや選手の奮起を促すことも必要かと思う
- 見終わった感想として、番組の制作目的はアルビレックスBBの球団運営への応援なのか、五十嵐選手のバスケット人生の応援歌なのかはっきりしない終わり方だった。