番組審議会

議題

第448回 「FNSドキュメンタリー大賞参加作品 最後の声~死因究明から未来を描く解剖医~」

放送日時
2022年5月21日(土)午後2時00分~午後2時55分

その他

審議会開催

2022年6月30日(木)

審議会出席者(レポート提出含む)

審議委員(7名)

        
委員長 槇  春夫
副委員長 本田 賢一
委員 伊藤 満敏
委員 小松 佳代子
委員 友田 義孝
委員 原  和彦
委員 冨山 浩明

以上敬称略

放送事業者


酒井 昌彦 代表取締役社長
村山  聡 取締役
太田 和宏 取締役
大竹 智穂 番組説明・報道制作部
堀川 晃子 番組審議会事務局

議事の概要

新型ウイルス感染拡大防止の観点から、事前に番組制作者より番組の概要・企画意図等の説明文をお送りした上で委員の皆様より提出いただいたレポートを取り纏め、会議形式の番組審議会ではポイントとなるご意見をいただく形式で審議を行った。

  • 死因究明教育センターの超多忙な日々の活動を通じて、私達が、多死社会の到来にどう向き合えば良いのかを考えさせる番組であった。
  • 地元で大変な話題となった「力士暴行事件」を取材し、この事件後検視官の増員や新法解剖など社会的影響も大きかった事を知った。この番組も法医学分野の制度の充実や検死体制のシステム化など現代社会の抱える課題解決への一助となったと思う。
  • きめ細かな取材が番組全体を貫いていた。特に15年前に相撲部屋で起きた傷害致死事件の被害者の母親を改めて取材し母親に15年前を振り返ってもらうことで、司法解剖の重要性を医学サイドだけでなく、一般の人の目線でとらえる効果があったのではないかと感じた。
  • 多死社会とどう向き合うのかという新しいテーマをしっかりと描いたドキュメンタリー番組だった。
  • 見終わってとても勉強になったレベルの高い作品だと感動を覚えた。
  • 新たに特任助教として2022年4月から働き始める樋口医師も取材されたことで、法医学の道を目指す医師の身分保障などが十分でないという課題とともに、未来を感じられる要素があり良かった。