番組審議会

議題

第389回 FNSドキュメンタリー大賞参加作品「働きたい ~障がい者雇用の壁~」

放送日時:平成28年5月28日(土)午後3時00分~3時55分

審議会開催

平成28年6月17日(金) 午前11時30分~

審議会出席者

審議委員(7名)

委員長 槇  春夫
副委員長 村山 雅弥
委員 和田 裕
委員 佐藤 勝弥
委員 佐藤 秀伸
委員 捧  実穂
委員 原  和彦

以上敬称略

放送事業者

大橋 武紀 代表取締役社長
吉田 秀穗 専務取締役
渡邉 哲夫 常務取締役
高橋 義明 常務取締役
古塩 充 取締役
若井 俊吾 番組説明・報道制作部
堀川 晃子 番組審議会事務局

議事の概要

報道制作部・若井より番組の概要・企画意図等の説明があり、審議に入った。

  • 新潟の障がい者雇用の概況について良くまとめられており、非常に勉強になったと共に、メディアからの問題提起があり世の中が変わって行くと感じる意義のある番組であった。
  • 「少しでも障がい者へのイメージが変わり、障がい者雇用や障がい者の自立について考えるきっかけとなれば」という意図が伝わってきた。
  • 2人のヒューマンストーリーを核に番組を構成していて、雇用する側と雇用される側の思いのギャップという部分が良く描かれていた。
  • 日本全体が障がい者雇用については遅れていると思うので、海外での成功事例を紹介する等、継続的に取材し問題提起を期待する。
  • 番組を見て「当たり前がありがたい」とひしひしと感じ、今後、障がいを持った方に対しどの様に支援して行くべきかを問いかけるきっかけにもなる番組であった。
  • こういうテーマの番組だからこそ、字幕を入れた方が良かった。
  • 千原さんが失敗して「七転八起、でも前に進む。だけどこの悔しさを乗り越えればまた成長できるんだ」というコメントや、星島さんが「支援員の樋口さんの言葉があってこそ」というコメントには感動を憶えた。
  • 家族や、支援する方達の心の部分が非常に良く描けていた。
  • 企業側の「障がい者雇用にあたり、ほんの少し工夫をすれば効率は上がる」という部分など、更に企業側の取り組みについて深堀し紹介した方が良かった。
  • 地方局の自主制作番組として県内でおこっている事柄を取り上げ紹介し、知っている企業が出て来る事で、より身近に感じる事が出来た。
  • 企業としても、現実的には困難性を持ちあわせている中で、番組の構成上、もっと企業が特定子会社などを作って頑張るべき、特定子会社が無い事が問題という認識だけを視聴者に印象づけてしまったように感じる部分があった。
  • 「障がい者雇用の壁」というタイトルで、雇用する側、雇用される側双方に壁があるという事、そして連携の大切さが良く表現されていた。
  • 支援している方や、家族の支えの部分をもっと取り上げると更に深い番組になったと感じた。
  • 就職が決まった後、喜んで家族と食事をするシーンは最高の場面であり、色々な事を考えさせられる番組であった。