新潟県内ニュース
6人死亡の製菓工場火災 再開の方針受け 新潟労働局が工場内を安全パトロール
2022年05月12日 19時00分更新
6人が死亡した製菓工場の火災から3カ月。会社が工場を再開させる方針を示していることを受けて、新潟労働局は工場内の安全性を点検しました。
今年2月、村上市にある三幸製菓の荒川工場で火災が起き、アルバイト従業員など6人が死亡しました。
火災のあと、三幸製菓は3つの工場の稼働を停止しています。
新潟労働局は12日、三幸製菓が工場を再開させる方針を示したことを受け、火災があった荒川工場で安全パトロールを実施しました。
職員は安全通路が確保されているかなど確認するために2つの棟を視察し、改善点などを指摘したということです。
【新潟労働局 健康安全課 市川尚 課長】
「労働者の方が安全に働くために『こういったことが望ましいのではないですか』とお話したものは何点かある」
新潟労働局は今後、残りの2つの工場でもパトロールを実施するほか、火災があった荒川工場では再開前にもう一度安全性を確認することにしています。
一方、この日は村上市消防本部の職員も工場に立ち入り、消防設備を点検し、適切に補修されているか確認したということです。消防は今後も設備の点検を行い、工場再開前に最終の立ち入り検査を行う方針です。
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