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多様性認めあう地域社会へ KABA.ちゃんがトークショー「枠組みのない世界に」【新潟・三条市】

2023年09月16日 19時04分更新

三条市で9月16日、多様性を認め合う地域社会づくりを考える催しが開かれ、タレントのKABA.ちゃんがトークショーを開きました。

16日、三条市で開かれたレインボーカンファレンス。

性的マイノリティへの理解を深めてもらおうと三条市が企画したトークショーには、タレントで振付師のKABA.ちゃんが出演しました。

2016年に性別適合手術を受け、戸籍を女性に変更したKABA.ちゃん。
「子どものころから自分の性について思い悩むことが多かった」と話し、「枠組みのない世界になってほしい」と訴えました。

【KABA.ちゃん】
「喋り方もしぐさも誰に習ったわけじゃないけど、ずっと『女の子っぽい』と言われていた。LGBTQの方やそうでない方、お互い寄り添って明るい社会になればいいなと願っています」

三条市は去年9月、性的マイノリティのカップルを公的に認めるパートナーシップ制度を導入していますが、16日はLGBTQについて学ぶ地元の高校生が市長に質問を投げかけました。

【高校生】
「LGBTQの人もそうでない人も、暮らしやすい地域づくりにはどんなことが必要だと市長はお考えですか」

【三条市・滝沢亮市長】
「若い世代が課題を見つけてくれて、自分の意見を多くの方に伝えてくれるというのも最終的なゴールへの道になるかなと思う」

参加した人は多様性を認め合う地域社会の実現に向けて理解を深めていました。