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新潟県高校駅伝V逸の中越高校 県高体連の調査に「受け入れられない」なぜコースミスが発生?

2022年11月16日 17時37分更新

10月28日に行われた新潟県高校駅伝大会で、先導自転車の誤誘導によって、順位が入れ替わったとして、中越高校は新潟県高校体育連盟などに対して、大会の運営・審判・結果について厳重に抗議し、再レースなどを求めた問題。16日、中越高校は県高体連の調査に対し、「受け入れられない」とする見解を発表しました。

問題となった大会では、3区のレース中、1位だった中越高校は2位の十日町高校に対して約20秒リードしていたものの、コースミスの間に逆転され、4区への中継時には13秒のビハインドを負いました。中越高校によりますと、当該選手は先導自転車について行ったところ、約200m走行距離が増えたということです。大会の結果、十日町高校が12秒差で優勝し、中越高校は4連覇を逃しました。

これを受けて、中越高校は県高体連などに救済措置を求めたものの、県高体連は「再度の調査、聞き取りなどを行ったが運営に問題はない。抗議内容は受け付けず、本レースは成立し、結果は確定しているものとする」と高校側に伝えたと言うことです。

一体なぜコースミスは起きてしまったのでしょうか。

【県高体連の主張】
・大会は「誘導しない」が大前提で、選手たちにはコースを把握するよう各高校に何度も伝え、選手が見られるようにHP上にも公開していた
・先導員はレースの走路確保や安全管理のために行っていたが、3区のレース中、周回遅れの2チームに先頭の中越高校が迫り、接触の可能性があったため、安全確保のために先導員はコースからそれた

【中越高校の主張】
・先導員は間違ったという認識があり、間違いに気づいた後に3区で入れ替わった先頭チームの先導に復帰している
・3区のレース中において、中越高校の選手が先導員とともにコースを逸脱した際に、競技役員が大声で誘導したという事実はない。後続の選手は誘導を受けており、不公平である

中越高校は文部科学省や全国高体連などにも嘆願書を提出。文部科学省からは「大会に直接関わっていないため、当事者の間で解決してもらいたい。全国高体連にも新潟県高体連に丁寧な対応をするよう指示して欲しいと連絡した」と回答。

全国高体連からは「当該大会の運営は新潟県高体連の判断で行われたものであり、全国高体連が直接関与できるものではない。なお、県高体連から聞き取った情報では、運営に不適切な点はなかったと聞いている」としています。

また、県高体連は全国高体連に対して説明し、「運営に不適切な点はなく、救済はないものとする」ことに対して、理解を得ているということです。

こうした回答に対して16日、中越高校は「高校側の調査と事実が異なるため受け入れられない」とする見解を発表。今後の対応については未定としています。

その一方で、「運営のトラブルがなければ新潟県高校駅伝史に残る名勝負になったと思います。優勝校の十日町高校は最高のライバルであり、ライバルがいたからこそ、本校の選手たちもここまで大きく成長することができました。十日町高校の選手たちは我々にとって尊敬し、感謝する存在です」とのコメントも合わせて発表しました。

中越高校は全国高校駅伝に出場することはできませんが、今月20日に開かれる北信越高校駅伝大会に出場する予定です。