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“ドローン”でフードデリバリー実証実験 信濃川沿いで実施「ドローンと川は相性がいい」【新潟市】
2022年09月07日 19時00分更新
新潟市でドローンの専門業者と運送業者が連携し、フードデリバリーの実用化に向けた実証実験が始まりました。“食事が空から届く”時代は、もうすぐのようです。
【飛田厚史アナウンサー】
「信濃川をドローンが飛んでいる。あっという間」
ドローンが運んで来たのはホットドッグ。
新潟市中央区で6日に始まったのは、ドローンによるフードデリバリーの実証実験です。
信濃川右岸にある飲食店の商品を積んだドローンは、左岸の発着所まで地上15mを飛行。1分足らずで到着し、客に商品を手渡して、デリバリー完了です。
市の補助金を活用したドローンを使った物流の実証実験は4例目。
新潟市で実験が進む理由は…
【ドローン業者:TOMPLA 藤本高史 社長】
「ドローンは、川の上を飛行するのに非常に相性がいいと考えている。新潟という町を、次のまちづくりに繋げていける。盛り上げていきたいというふうに考えている」
歩行者を避けて飛べる川が多い新潟市は、ドローンに有利な地域だと、ドローン専門業者の藤本社長は話します。
今回の実験は、実用化へ向けて市内の運送業者やフードデリバリー大手の『出前館』と連携。
出前館のアプリで、一般の客から注文を受け、運送業者が飲食店から商品を受け取る手順も確認されました。
【出前館 森山海太 執行役員】
「地場の事業者との取り組みで、地域経済の貢献というところにフォーカスをして、取引を進めていきたい」
【参加者は】
「飛んでくる!」
男の子がワクワクしながら待っていたのはフライドポテトでした。揚げたて熱々が空から到着。
【参加者は】
「おいしかった」
「このあたりでピクニックして、お昼ごはん届けてもらえるとすごくいい」
この実証実験は、9月16日まで行われ、早ければ来年の実用化を目指しています。
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