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〈新潟県知事選挙〉花角候補vs片桐候補 選挙戦最終盤も訴えに熱! いよいよ29日投開票

2022年05月27日 18時58分更新

いよいよ29日に投開票が迫った新潟県知事選挙。

届け出順にいずれも無所属で現職の花角英世さんと新人の片桐奈保美さんの2人が立候補しています。

一騎打ちの戦いは最終盤を迎え、激しさを増しています。

【無所属・現 花角英世 候補】
「どうか、これからの4年間の県政の舵取りを、引き続き私にお任せいただきたい」

県政の継続を訴える現職と…

【無所属・新 片桐奈保美 候補】
「県民の人はこういうところに困っているんだなというのがよく分かった。あと一歩、あと一歩と思っている」

変革の必要性を呼びかける新人。

告示から2週間余りにわたり、県内各地をめぐってきた候補者。投開票を目前に控えた27日も熱い訴えを続けました。

ここまでの選挙戦は候補者だけでなく、応援もヒートアップ。

【れいわ新選組 山本太郎 代表】
「この方以外いますか、片桐奈保美さんでしょ」

共産党やれいわ新選組・社民党から推薦を受ける片桐さん。さらに自主投票を決めた立憲民主党も…

【立憲民主党 菅直人 衆院議員】
「原発をなくす。それは何としても片桐さんに実現してもらいたい」

支持母体である労働団体・連合新潟が相手候補を支持することに配慮しての自主投票でしたが、元首相がかけつければ、中盤まで姿が見えなかった県連代表も。

【立憲民主党県連 菊田真紀子 代表】
「きょう私がここに来ていることは、後からプリプリ怒られるかもしれないが、初めての女性県知事を誕生させてください」

もはや先のことは気にしていられないと、援軍が集まります。

【無所属・新 片桐奈保美 候補】
「色んな人と原発反対というところで一致するので、色んな人から応援してもらっていると、じわじわ思っている」

一方の花角さんの陣営。

自民・公明に加え、野党の国民民主や連合新潟から支持を受け、掲げたのは特定の政党に寄らない“県民党”。

【自民党 小野峯生 幹事長】
「自民党単独の知事でなくて、いっこうに差し支えない」

当初は全面に出ないスタンスも見せた自民党でしたが…

【自民党 林芳正 外務相】
「花角知事にこうしてお会いすることができて、ぜひ頑張っていただきたい」

【自民党 茂木敏充 幹事長】
「自民党は全力で花角さんを応援します」

相手陣営の応援態勢に負けていられないとばかりに次第に存在感を発揮。大物も県内入りし、組織力を見せつけます。

【無所属・現 花角英世 候補】
「ありがたいですね。しっかり国とも連携して、課題を解決していきたい」

こうして熱を帯びる選挙戦では…

【無所属・現 花角英世 候補】
「だめだ。声が裏返るときが出てきていますよね、やっぱり」

候補者の喉も悲鳴を上げます。それでも声を枯らしながら花角さんが力を入れて訴えるのは、防災減災対策の強化や交流人口の拡大などです。

【無所属・現 花角英世 候補】
「もっと大勢の人に新潟県に訪ねてきてもらいましょう。新潟県が持っている魅力をもっと、もっと発信していかなければいけない」

一方の片桐さんは選挙中、我慢してきたことが。

【無所属・新 片桐奈保美 候補】
「ワインの刺繍があったでしょ。あれが最新作。ちょっとの時間で、新幹線や飛行機に乗ってもやる、医者で待ててもやる、そんな感じだったけど、さすがにね」

趣味の刺繍もお預けとし、思いを込めるのは柏崎刈羽原発の再稼働反対や県立病院の維持などです。

【無所属・新 片桐奈保美 候補】
「世界最大の原発です。これは狙われる。狙われたときに皆さん逃げられないですよ。原発に頼った政治から離れれば、もっと色んなことができる」

一方、今回の知事選は直後の6月に公示される見通しの参院選の試金石ともなる重要な選挙。その参院選の立候補予定者もぞれぞれの陣営と連携し、街頭に立ちます。

【自民党 小林一大 県議】
「素晴らしい新潟にするため、花角さんに次の4年間も県政の舵取り役を担ってもらわなければならない」

【立憲民主党 森裕子 参院議員】
「片桐奈保美さんを新潟県で初めての女性の県知事に押し上げよう。そして、この新潟から原発をなくしたい」

果たして激戦を制し、次の4年間の県政運営を担うのは…

【無所属・現 花角英世 候補】
「できるだけ各地に出かけ、多くの人に会い、これからの4年間どういう新潟を目指すのか伝える。最後まで一貫して、その姿勢で走り続ける」

【無所属・新 片桐奈保美 候補】
「皆さん元気に応援くださって、色んなお便りをもらって感動している。頑張ります、頑張ります」

運命の投開票日は5月29日です。