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うみがたり イルカ連続死受け“防風ネット”設置 自然界に近い環境で飼育へ【新潟・上越市】

2021年11月22日 19時17分更新

新潟県上越市の水族博物館『うみがたり』で、4頭のイルカが相次いで死んだ問題を受け、市はプールの環境を自然界に近づけるため、風を防ぐネットと壁を設置しました。

【高橋正和アナウンサー】
「イルカショーが行われるプールです。風を防ぐネットは日本海が見える方向に設置されています」

上越市立水族博物館うみがたりは、この冬からイルカが泳ぐプールの周りに高さ1mほどのネットとガラス製の壁を設置しました。その理由が…

【上越市教育総務課 新部彰 課長】
「水面上の気温の低下を抑制するという効果を狙って、工事を施した」

うみがたりでは、2018年のオープンから約2年の間にシロイルカなど4頭のイルカが死んでいて、上越市の検証委員会がその原因を調べてきました。

検証委員会は、これまでの設備では、プールの外気温と水面温度の差が大きく、イルカにストレスを与えていた可能性があると指摘。

そこで上越市はプールの周りに日本海からの強風を防ぐネットとガラス製の防風壁を設置し、冬の水面温度の低下を抑えることにしました。

【上越市教育総務課 新部彰 課長】
「イルカは呼吸をする際に水上に上がってきて、水面のところで一気に大量の空気を吸い込むので、水温と外気温の差を少なくする。要は自然界に近いような対応を図るなかで、イルカの飼育管理を行っていきたい」

うみがたりでは、去年からプールの水位を1mほど下げて冬の水温低下を防ぐ対策を実施しているほか、夏には日よけを使って水面温度の上昇を抑える取り組みを行っています。

上越市は今後、風速や水面温度の測定をしながら、冬の対策の効果を検証する方針です。