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〈新潟4区〉協力関係からライバルに… 経験を武器に戦う 菊田候補/国定候補

2021年10月26日 19時15分更新

各選挙区の戦いをお伝えするシリーズ衆院選。

今回はかつて協力関係にあった前職と新人が与野党に分かれてしのぎを削る《新潟4区》をお伝えします。

新潟4区には届け出順に、立憲民主党の前職・菊田真紀子さん、自民党の新人・国定勇人さんの2人が立候補しています。

6期18年のベテランか…。

【立憲民主党 前職・菊田真紀子 候補】
「これからも皆さんのお声をいただきながら、全力で仕事をさせていただきたいと願っております」

前・三条市長の新人か…。

【自民党 新人・国定勇人 候補】
「三条市長としての経験をしっかりと生かした形で、それぞれの土地にしっかりと花を咲かせていきたい」

新潟4区は7期目の当選を目指すベテランの菊田さんに、前回までの衆院選で菊田さんの応援に回っていた国定さんが挑む、与野党一騎打ちの構図となりました。

立憲民主党の菊田さんは、県内の国会議員で最も長い6期18年の実績をアピールし、消費税の5%減税や児童手当の増額など女性や子ども目線の政策を中心に訴え、政権交代を目指します。

【立憲民主党 前職・菊田真紀子 候補】
「野党と市民の結集で必ず(政権交代を)実現させていただき、不祥事だらけの政治を終わらせ、国民の手に、庶民の手に政治を取り戻してまいりましょう」

21日には出身地の加茂市を訪れた菊田さん。

【立憲民主党 前職・菊田真紀子 候補】
「地元加茂市民の方々に大変お世話になり、お育てをいただいてまいりました」

この道中、同級生に出会いました。

同級生:「すごい活躍だね」
菊田候補:「全然。そんなことないよ」

選挙戦では色んな出会いがあり、「感動の日々を送っている」と話す菊田さん。

【立憲民主党 前職・菊田真紀子 候補】
「そこの角を曲がったらものすごい人が…。大勢集まってくださって、もう感激で。すみません。鬼の目に涙でございます」

初日の演説で思わず感極まり、涙する場面もありました。

【立憲民主党 前職・菊田真紀子 候補】
「実は新型コロナ禍で大規模集会とか大きな街頭演説会がなかなかできなかったので、初日なのに泣いてしまいました」

そして、ほかの日に行われた街頭演説でも目には涙が…

【立憲民主党 前職・菊田真紀子 候補】
「きょうもやっぱり、うるっときましたね。これまで一緒にやってきた仲間を信じて戦っていきたいと思います」

一方、『この地に尽くす』をスローガンに掲げる自民党で前三条市長の国定さんは、かつて働いていた三条市役所前で街頭演説を行いました。

【自民党 新人・国定勇人 候補】
「非常に複雑な気持ちを持ちながら、今お話をさせていただいております」

国定さんが訴えるのは、野党の議員である菊田さんに感じていた市長時代の経験です。

【自民党 新人・国定勇人 候補】
「この地に尽くす、外からのエネルギーを持ってくる。具体的には政府から予算をしっかり三条のために持ってきてくれたのは、14年間の私の三条市長の人生の中で(菊田さんが与党だった)たったの3年間。政権与党でなければ、この地のために尽くすことはできない」

地域の課題を解決するには、与党の国会議員が必要だと衆院選に挑んだ国定さん。

【自民党 新人・国定勇人 候補】
「皆様方のところには先日お邪魔をさせていただきました。皆様方からいただいた励ましの声をしっかりと形に変え、力に変え、頑張ってまいります」

1年間選挙区内を歩いた経験をアピールしますが、国定さんが演説を行う場所には常に献身的にサポートする妻・律子さんの姿がありました。

【自民党 新人・国定勇人 候補】
「もう頭が上がりません。子どもにも迷惑をかけながら、家内もずっと三条を回り続けてくれて、これはもう感謝に変えようがない。感謝しかないですね」

妻と二人三脚で選挙に臨む国定さん。

【自民党 新人・国定勇人 候補】
「(菊田候補とは)ほぼ横一線。ようやく肩が見えている。最後まで戦い抜いて勝利を獲得したいなと思います」

衆院議員として18年、三条市長として14年、それぞれが“経験”を武器に戦う新潟4区。

際立つのは、与野党の対決姿勢です。

【立憲民主党 前職・菊田真紀子 候補】
「与党でなければ仕事ができないなどと言っている方がいるが、地元の問題・地元の課題に与党も野党も関係ありません」
「与野党が伯仲する力を持たないと、今回また自民党を勝たせたら、禊が済んだとばかりに、また悪いことしますよ」

与野党の勢力が伯仲する関係をつくり、政治に緊張感を生む必要があると訴える菊田さんに対し、国定さんは自らの市長経験から与党議員の必要性を繰り返し訴えます。

【自民党 新人・国定勇人 候補】
「今この土地を含む、新潟県の第4選挙区、1人も政権与党の国会議員がいなくなってしまった。東京都のパイプが途切れ、三条で起こってきた様々な課題も、私も最後の市長時代1年間はにっちもさっちもいかないような状況が多発するようになった」

大物議員も続々応援に駆け付け、激しさを増す与野党対決。

果たして勝つのはどちらか。

かつて協力関係にあった2人の戦いは、最後の最後まで目が離せません。