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〈柏崎刈羽原発〉相次ぐ不祥事 東電が新潟県議会で説明 厳しい声に「不退転の覚悟で臨む」

2021年10月13日 18時55分更新

東京電力は13日、柏崎刈羽原発でテロ対策の不備が相次いで判明した問題を受け、原因や再発防止策を新潟県議会の各会派に説明しました。

議員からの厳しい声に対し、東電は「これが最後だという覚悟。生まれ変わる」と応じました。

【杉本一機キャスター】
「柏崎刈羽原発の稲垣所長が、県議会へやってきました。テロ対策の不備を巡る問題について県議に説明します」

13日に県議会を訪れたのは、10月1日に着任した柏崎刈羽原発の稲垣武之所長など、東京電力の幹部です。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「発電所の一連の問題により、地域・社会の皆様に、大変なご不安ご不信を抱かせてしまったことを、改めてお詫び申し上げます」

この問題は、柏崎刈羽原発でIDの不正使用など、核物質防護をめぐる不備が相次いで判明したもので、9月、東電は原子力規制委員会に原因や再発防止策をまとめた報告書を提出しました。

県議会の各会派を訪ね、この報告書について説明した東電。最初に訪れた自民党では…

【担当者の説明】
「核物質防護部門の風通しの悪さがあることが確認された」

問題の原因の一つに挙げられた『社内の風通しの悪さ』は、これまでも長年、問題視されてきた東電の組織体質です。

これに対し…

【星野伊佐夫 県議】
「チームワークがよくない」

【柄沢正三 県議】
「福島で過酷事故起こしているんだから」

【石井修 県議】
「本当に命かけてやらないとだめですよ。新潟県の中小企業があんなことやったら、一か月後に全部潰れていますから」

県議からは厳しい言葉が相次ぎました。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「発電所をゼロから生まれ変わらせない限り、全く評価していただけないだろうと覚悟を持っています。これが最後だと覚悟をもって不退転で臨みます」

規制委員会による追加検査には、1年程度かかるとされている柏崎刈羽原発。

地元の信頼回復にも、高いハードルが立ちふさがり、再稼働は見通せない状況です。

稲垣所長は「発電所を生まれ変わらせる。それを地元の皆様に見てもらい、評価をいただく。期限を区切るということではなく、着実に一つ一つこなしていくことが大事」と話しています。