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新潟県阿賀野市から『縄文人の骨』が出土 "国内唯一”の奇妙な特徴とは…?

2021年10月13日 18時50分更新

去年9月、新潟県阿賀野市で縄文時代後期の遺跡から人の骨が見つかり、話題となっています。国内唯一というその特徴を取材しました。

【飛田厚史アナウンサー】
「骨が見つかったのは、この工事現場の下。奇妙な特徴があったといいます」

阿賀野市水原地区で見つかった人骨。

真相を探るため、骨を保管する新潟市北区の新潟医療福祉大学を訪ねると、はっきりと形を残した人の骨が…。

【新潟医療福祉大学 リハビリテーション学科 奈良貴史 教授】
「阿賀野市の土橋遺跡で、縄文時代後期と思われる“焼けた人骨”が発見されました」

この骨が見つかったのは、土橋遺跡と呼ばれる縄文時代後期(約4000年前)の集落跡です。

去年9月、道路工事に先駆けて行われた発掘調査で見つかりました。

この骨の特徴は…

【奈良貴史 教授】
「焼いた骨を意図的に並べている。ほかの地域ではまだ見つかっていない」

奈良教授によると、今回発見された骨は、一度焼かれたうえで上腕とすねの骨を四角に組み合わせて埋めた、国内唯一の例だといいます。

性別などは調査中ですが、大人だったという証拠が…。

【奈良貴史 教授】
「親知らずまでしっかり生えている。(親知らずが生える)18歳以上じゃないか」

では、この人物がどのような暮らしをしていたのか、阿賀野市の担当者に聞いてみると…

【阿賀野市 生涯学習課 古澤妥史 さん】
「土橋遺跡からは糸魚川市のヒスイなどが出土していて、交易が盛んだったと考えられています」

また、この人物を知るカギが「焼かれた骨」にあるかもしれないと古澤さんは話します。

【阿賀野市 生涯学習課 古澤妥史 さん】
「手厚く埋葬するために、火葬をしていると思います。縄文時代後半になると、村のリーダー的な人が現れたと言われている。もしかしたら土橋集落にとって、とても大事な人だったのでは」

焼けた骨から広がる古代へのロマン。

新潟医療福祉大の奈良教授は、今後この人物の性別や死因などを調査し、暮らしぶりなどを明らかにしたいとしています。