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〈衆院選・新潟5区〉泉田氏・森氏・米山氏 “首長”経験者の3人 長島氏の思いを受け継ぐのは…

2021年10月08日 18時56分更新

衆院選に向けた動きが加速していますが、シリーズで各選挙区の情勢をお伝えします。

今回は首長経験者3人が出馬を表明している《新潟5区》です。

9月25日、長岡市の高龍神社を訪れていたのは、元知事で自民党の泉田裕彦衆院議員。

【自民党 泉田裕彦 衆院議員】
「ふるさとに、新潟県に、また日本国に幸多き日が訪れるよう、全力で選挙戦を戦って参りたい。どうぞお力をお貸しください」

事務所の開設にあたり、神事の場として高龍神社を選んだのには、ある理由が…

【自民党 泉田裕彦 衆院議員】
「高龍神社には4年前も、知事選のときもお参りに来ている。密対策、神事と色々あるけど、とにかくお参りしないと始まらないので」

これまで選挙で負けたことのない泉田さん。

選挙に向けて気合いは十分でしたが、その後の事務所の開所式では、陣営から“喝”を入れられます。

【宮崎悦男 県議】
「私も泉田先生に厳しい言葉を言うことは多々ある。正直言って、もっと地域を歩いてくれよと、現場主義を貫いてくれよと、長島先生の名代?冗談じゃない」

2017年、元山古志村長で自民党の長島忠美元衆院議員が急逝。その後の選挙で泉田さんはその思いを引き継ぐと訴え、勝利しました。

【自民党 泉田裕彦 衆院議員(2017年)】
「とりあえず、バトンをしっかり受け取るところまではさせていただいた」

しかし、現場を大切にしていた長島さんに比べ、地元で「顔が見えない」との声が上がっていました。

【自民党 泉田裕彦 衆院議員】
「特に声が小さいところから、政治に光を当ててほしいところ。これは頑張っていかなければならない。そのために私自身、全力で歩かせていただきたい。そして、皆さんの声を全力で聞かせていただきたい」

この日、改めて長島さんの意思を引き継ぎ、現場主義を実践する決意を表明。協力を呼びかけました。

しかし、その現場主義を掲げるのは、泉田さんだけではありません。

元長岡市長で長島さんの後継を自任し、出馬を表明した森民夫さんです。

【森民夫 氏】
「無所属で組織がありませんから、一生懸命、一人一人と向き合って話を伺っている」

原発推進の自民党の推薦を受け、挑んだ5年前の知事選。

【森民夫 氏(2016年)】
「協力と連携、これが実行力であります。私は実行力のある知事を目指したい」

このときは、反原発の政策を全面に押し出す野党統一候補の米山さんに敗れました。

しかし、今回は無所属。組織の後ろ盾がない一方でしがらみもないため、“反原発”を掲げ、イベントに顔を出すなど地道に活動を続けています。さらには…

【森民夫 氏】
「こういうクラフトフェアのようなものを常設したいということですか?」

【イベント主催者】
「週末にこういう感じの村がいつでもあるというような、そんな村を作りたい」

顔を出したイベントで主催者に、スマホのカメラを使ってインタビュー。

現場を歩くなかで頑張っている人を応援したいと、自身のSNSを活用して様々な活動を発信していました。

【森民夫 氏】
「私は一人一人、“いいね”をしてくれたり、コメントをしてくれる方と向き合う手段としてやっている。それも(家を)一件一軒回るのと同じこと。衆議院議員だろうとなんだろうが、政治の原点は皆さんとつながること」

そのSNSの活用に絶対の自信を持つのは、5年前に森さんを破った元知事の米山隆一さんです。

【米山隆一 氏】
「YouTubeの登録数だったら、たぶん私がダントツ。Twitterのフォロワー数はつい最近、泉田さんを抜いた。ぼくは今7万3000で、泉田さんは7万2600くらい。森さんは始めたばかりなので、桁が2つくらい違う感じ」

自身の女性問題をきっかけに、2018年に知事を辞職した米山さんですが、去年作家でタレントの室井佑月さんと結婚。

妻の室井さんと二人三脚で選挙戦を戦っています。

米山氏:「(ろうそくに火がついたケーキを前に)ちゃんと当選しますように。あと末永く暮らせますように」
室井さん:「フーは?」
米山氏:「あ、じゃあフー」

さらに野党統一候補としての体制づくりも進んでいます。

【米山隆一 氏】
「うちの選対は、かなりまとまりがいいと思う。すべての野党が入って、一緒に仲良くやっているので、そのまとまりの力をより大きくしていきたい」

公示前にも関わらず、すでに野党の幹部も長岡入り。

【森裕子 参議院議員】
「今度は大丈夫でしょう。室井佑月さんという素晴らしいパートナーがついてくれた。皆さん政治を変えましょうよ」

【福島瑞穂 参議院議員】
「柏崎刈羽原発を再稼働させない人を国会に送っていこうではありませんか」

そんな米山さんですが、自民党の候補として長島さんとともに選挙を戦った過去も。

ほかの2人同じように、「長島さんの思いを引き継ぎたい」と話します。

【米山隆一 氏】
「政治の世界に入った1つのきっかけ長島先生が復興への道をつけられましたけど、こういう地域が継続できる政治を実現していきたい」

果たして誰が長島さんの思いを受け継ぐのか、決戦のときは迫っています。