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外出自粛で“クマの行動”に変化? 防犯カメラに子グマの姿も…【新潟・阿賀町】

2020年05月22日 19時44分更新

春になり、県内ではクマの目撃情報が相次いでいます。

20日、阿賀町で撮影された防犯カメラの映像には…

道路を横切る1頭の小グマ。

車庫の近くにいるクマを軽トラックのドライバーが見つけると、小グマが走って逃げる様子が映し出されています。

【高橋正和アナウンサー】
「防犯カメラに写っていたクマは、道路をわたって建設会社の車庫に逃げ込みました。近くに住宅は見当たりませんが、車はよく通る姿が見られます」

防犯カメラは阿賀町の建設会社『阿賀グリーン』の車庫に設置されていました。

映像を確認した大滝学さんは…

【阿賀グリーン 大滝学さん】
「クマが中に入って、たぶんここで遊んでいたんですね」

実は大滝さんもその日の朝、ある変化に気付いていました。

【高橋正和アナウンサー】
「住宅が集まっているところでは、当日の朝、動物のうめき声のようなものが聞こえたという情報があります」

【阿賀グリーン 大滝学さん】
「威嚇するような、そういう低い声だったんですが、もしかするとクマだったのかもしれない。食べ物とかは、そこら辺に置いておかない方がいいかなとは思う」

県内のクマによる人身被害は昨年度、過去最多の20人に。

県によりますと4月、県内で確認されたクマの目撃・痕跡件数は24件で、前の年度を下回っていますが、5年ほど前から春も目撃情報が増えている傾向にあり、今後も引き続き注意が必要です。

さらに…

【長岡技術科学大学 山本麻希 准教授】
「6月~7月の初夏になると、一時山の餌が減る。この時期に餌がないと、まちに行けばいい餌があるんじゃないかということで、再びまちに降りてくるクマが増えるのではと懸念している」

こう話すのは、長岡技術科学大学の山本麻希准教授。

今年は餌が大豊作だった、おととしに産まれたクマが親離れの時期を迎えているといいます。

【長岡技術科学大学 山本麻希 准教授】
「子グマは経験が少ないので、どこに行っていいか分からず迷い込んで、市街地に出てしまうという、比較的小型の親離れしたクマが出る可能性はあります」

さらに、新型コロナウイルスによる“外出自粛”が、クマの行動範囲にも影響を与えているかもしれません。

山本准教授は山際のキャンプ場やレジャー施設に行く際は、特に注意が必要だと警鐘を鳴らします。

【長岡技術科学大学 山本麻希 准教授】
「人出が少ないことによって、クマはここは人がいない場所なんじゃないかと認知している傾向がある。もしそういうことで、いつもだったら観光地で全然心配いらないようなところでも、ひょっこりクマが来ている可能性がある。それで、ばったり会ったりする危険はあると思っている」

山菜採りがシーズンを迎える中、県などは山に入る際は1人では行かず、必ず複数人で行くことや、ラジオやクマ鈴など音の鳴るものを携行すること。

子グマを見かけても、決して近づかないよう呼びかけています。