議題
第419回 FNSドキュメンタリー大賞参加作品
ヤッホヤッホで春が来る
放送日時
2019年5月25日(土)午後2時00分~2時55分
審議会開催
2019年6月28日(金) 午前11時30分~
審議会出席者
審議委員(9名)
委員長 | 槇 春夫 |
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副委員長 | 池田 証志 |
委員 | 和田 裕 |
委員 | 伊藤 満敏 |
委員 | 進藤 博 |
委員 | 捧 実穂 |
委員 | 星 浩喜 |
委員 | 中澤 智 |
委員 | 五十嵐 悠介 |
以上敬称略
放送事業者
大橋 武紀 | 代表取締役社長 |
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吉田 秀穂 | 専務取締役 |
才田 剛 | 取締役 |
小林 淳 | 取締役 |
酒井 昌彦 | 取締役 |
倉品 浩行 | 番組説明・報道部 |
堀川 晃子 | 番組審議会事務局 |
議事の概要
報道部の倉品より番組の概要・企画意図等の説明があり審議に入った。
- 16世帯43人が住む村上市山熊田地区。地区の人たちが、山の恵みを持続的に利用する生活、自分たちの代で獲り尽くしてはいけないと維持をする姿勢に感動した。
- 今も集落をあげてクマを狩っているのはなぜかと考えた。自分の答えは出なかったが、昔、冬場は雪でおそらく孤立した地域であり、住民の共同意識を高める必要があったのだろうと考えた。集落の団結の証だったのではないか。
- 山の映像やミズバショウ、新緑が美しかった。
- マタギの皆さんが急斜面を駆け足に近い速さで移動しており、超人ぶりに驚いた。動物がいるところ、集まるところを見分ける力、自然を感じる力、野生力を感じた。
- 「ヤッホヤッホで春が来る」という番組名は数え歌から取られたと思うが、すごくうまいと思った。
- 埼玉県から移り住んで「しな布」の伝統を受け継いでいる女性が、山熊田地区には自分が学べるものがたくさんあって、その営みが逆に最先端だとおっしゃっていて、感心した。
- しな布の伝統を受け継いでいる女性の姿がたいへん力強かった。
- 山熊田地区の人たちの生き様が、実によく描かれていた。自然と共存していることがよく分かった。番組についてではないが、6月18日に発生した地震の影響が心配だ。
- 地区の男性たちがクマを追って巻き狩りに出発し、クマを見つけたシーンは緊迫感があった。
- 山に対する地区の人たちの畏敬の念、そして、狩ったクマの霊を慰めるという気持ちが伝わった。
- テロップの文字をもっと活用したほうがよかったと思う。
- 高齢化と人口の減少が加速する中、山熊田地区はその縮図と言えるのではないか。それが凝縮された形で描き出されていたと感じた。
- クマの肉を秤にかけ、どれも同じ重さだと印象付けていたが、昔はこうだったと思う。今は格差社会と言われ、分配の不合理のようなものが問われている。今の社会に問いかけている何かがあったのではないか。
- 過疎化が進むこの地区が今後どうなっていくのか、それを知りたいと思う。何年か後に地区の姿を再び紹介してほしいと思った。